KEIBAの喰切を買った。

 

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これは僕だけかもしれないのですが、フリーダムのSP-SF-07W WARM ステンレスフレットをStewMacの普通のフレットタングニッパーで切るとフレットが曲がるのです・・・

 

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普通のニッケルとかはキレイに切れるのですが、(そもそもステンレスフレット対応していない)

フリーダムの07ウォーム、多分フリーダムのステンレスウォームが特別なフレットなので、ぐにゃりと曲がってしまうのだと思います。

曲げに対してはかなり柔らかい(多分ニッケルよりも)けど、削ったりするとすごく硬い面白いフレットです。

ステンレスの良さとニッケルのサウンドに近い音を出す素晴らしいフレットだと思います。

(個人的には比較的打ちやすい)

お客様にフレットおすすめなんですか?って聞かれた場合フリーダムのウォームをおすすめさせていただく場合が多いです。

 

多いです。

 

しかしタングの処理にフレットタングニッパーを使えません。

となるとどうするかというと喰切でちまちま食い切るしかありません。

学校でフレットタングを喰切で処理していた時、先生に

 

僕「フレットタングニッパー使っちゃだめなんですか?」

 

先生「フレットタングニッパーが無い時代は喰い切りで処理していたので、それを覚えてください」

 

僕「なるほど、まず基本を学べということですね」

僕「じゃあ学校でも先生はフレットタングニッパー使わないのですか?」

 

先生「バリバリ使う。フレットタングニッパー使わないでフレット交換絶対にしたくない」

 

僕「・・・」

 

ってことがありました。フレットタングニッパーで何故か記憶している出来事です。

 

フレットタングニッパーはとても便利でこれを使わないフレット処理はまあまあ、面倒という事を言いたいだけです。

 

お客様におすすめしているフレットを処理するのが、まあまあ、面倒ということはかなりの確率で面倒が来るということです。

 

これを改善したい。というのが今回の目的で、色々と考えました。

まず考えたのが新しいフレットタングニッパーです。

StewMacでフレットタングニッパーデラックスってのが最近?売りはじめてまして。

www.stewmac.com

これ買えばいいじゃんって思うかもしれないですが、ステンレスフレット対応って書いてあるけど、

これでフリーダムのウォームを曲がらないで切れるか分からんのです。曲がりやすいので。

(買った何方か、フリーダムのウォームキレイに切れますか?教えてください・・・)

 

普通のステンレスフレットは切れてもウォーム切れないと8000円以上は高いな・・・

となり、(どうせ多分そのうち買うことになる)

 

今の喰い切り壊れかけてる(壊し)し新しい喰い切り買お。

 

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で買いました。KEIBAのE-806です。

 

 

ヨーロピアンタイプだそうです。

アメリカンタイプあります。

何が違うのかよくわからなかったのですが、頭の横幅が違うようです。

(他にも違いがあるのかもしれないが分からなかった)

 

フレットのサイドを落とすときにも使いたかったので、横幅の短いヨーロピアンタイプにしてみました。

しかし、なぜかヨーロピアンタイプはサイズが1展開・・・

アメリカンは3種類もあるのに・・・

もう一つ大きいやつが欲しかったですが、今持っている喰い切りと同じくらいなのでこっちを買いました。

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早速フレットを試し切り。

うーむ歯の部分の引っ込みが大きいので残しが大きいです。

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この部分。

強度を出すにはこのくらい必要なのでしょうね。本来大工さんの道具ですから。

フレットを切るには大きすぎます。

 

そこで

 

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いぇーい!!!

 

 

ベルトサンダーでがーーーーー!!!!(画像なし)

 

 

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サンドペーパーで整え。600まで上げました。(意味無し)
0.15ミリくらい削ったかな?

 

で切ってみます。

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あ、こんなもんじゃ無いですか?

今までの喰い切りと同じくらいです。

刃の面まで削ればいいじゃないと思ってしまいますが、そういう設計ではないので、面にすると耐久性が落ちてしまう・・・と思います。

それですらステンレスフレットとか、メーカー指定以上のものを切ろうとしてますからね・・・怖いです。

 

切れ味はというと、

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KEIBAのニッパーといえば紙が切れるニッパーですが、喰い切りも切れました。

さすがです。

 

気に入らなかった所と言えば、

 

かなり動きが渋いです。MacBookの画面のヒンジの2倍くらい・・・

片手で開けしめ出来るけど、ガバガバな普通の喰切に慣れているとびっくりするかも。

 

そのくらいです。いいものだと思います。

 

この記事をみて、なんで?って思ってるリペアマンさんやルシアーさんが日本に1人くらいいると思います。

スチューマックのフレットカッター買えば?って。

www.stewmac.com

正直迷った。

心の師匠の方々がみんな、これ使ってるから。

言い訳をするとバリを残して切れる喰切が欲しかった、って事だけになります・・・

(きっとそのうちコレも買う・・・)

スチューマックの動画でこれで、指板に対して、面で切ってるけど、フレット曲がって指板に食い込まないのか?って思ってる。

まあ、少し指板から離して切ればいいのだけど。

 

で、もう一ついうと、

やっぱもう一つ大きいやつ買えばよかった爆

やっぱ重いです。切るとき。

 

頭大きくなるけど楽に切るなら、もう一つ大きいの買った方が良かった・・・かな?

 

もう2つ大きいの。

ここまでは必要ないと思うけど、力は減るわね。

 

で、大きいの買ったら打ったフレット切るにはスチューマックのフレットカッター買えば幸せになれる・・・多分。

 

しかし、以前の喰切よりは切りやすので、後悔は無いです。

喰切一つあると便利なので、ぜひ。

 

 

 

ギター配線用ニッパー何買う?

ちょっと前にアップした僕の動画、ご覧いただけましたでしょうか?

配線作業が多い動画でしたが、重要なのは、このシーン。

youtu.be

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ニッパーが死にかけてんねん。

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いや、まだ生きてますよ。使えないことは無いですよ。

でも仕事で使うのにこの切り方になっちゃうのは行けないと思うのですよ。

 

ということでニッパーを買います。(新しいニッパーがほしいだけ)

 

 

さて、どのニッパーを買おうか。

 

世の中にはいろんなニッパーがあります。

とんでもなく大きいもの、

ケイバ(KEIBA) 強力ニッパー N-217

ケイバ(KEIBA) 強力ニッパー N-217

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それから、とんでもなく鋭利で鋭いもの・・・ニパ子・・・(これもほしいが・・・)

 

 

ニッパーはいっぱい種類があるが。

 

今回はギターの内部配線材の太さ大体22AWGスケアで言うと0.3 sqくらいの太さの配線をカットするニッパーを探して見ました。

ニッパーの大きさで言うと120〜130ミリくらい。

先に書いちゃうけど正直どれも良いものだと思います。

それぞれ特徴のあるものもあるし、切れ味、耐久性のガチ勝負をしてるものもあります。

刃の形状なんかは少しバラバラだけど、配線切る作業ならある程度どれでも問題ないと思います。

ざっと探した物を紹介します。

 

 

ケイバ(KEIBA) マイクロニッパー MN-A05

ケイバ(KEIBA) マイクロニッパー MN-A05

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 最初はやっぱり・・・マルト長谷川工作所、ケイバのニッパーです。 

正直これを買えばなんの問題も無いと思います。

もちろん研ぎにくい刃物の部類の工具なので、切れ味は下がって行くと思いますが、

長く使えると思いますし、ケイバのニッパーを使っていると、手に持ったときの安心感が増えてい来ます。

絶対に切れる!という自身をもてるので、安心できるんでしょうね。

また、僕は新潟県民なので、ケイバのニッパーが大好きです。

新潟県民でケイバのニッパーを知らない人はいません。

紙をスパスパ切っていくあのイメージが、頭の中にこびりついています。

最高。

じゃあ、ケイバのニッパー買えばいいじゃんって話になるんですが、今一本ケイバのニッパー持ってるんです。

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弦切る用で。まあ、最高なんですが、全部同じメーカーだと面白くないじゃないですか、いろんなメーカー試してみたいじゃないですか!

というわけで今回はあえてケイバのニッパーはスルーで・・・いきたいと思います。

持ってない人はこれで良いです。買ってください。

社長の挨拶↓

ご挨拶 l 株式会社マルト長谷川工作所

 

 

 

 

 次!フジ矢さんのニッパーです。フジ矢さんも有名ですね。コメリで売ってます。

 

 

フジ矢 ミニニッパ(バネ付) 100mm MP11-100
 

 ↑もっと小さいの

 そして、フジ矢さんにはハイグレードモデル!というのがあります。

ケイバと一緒で有名な会社さんです。何回かニギニギした程度ですが、なんの違和感もありませんでした。おすすめできると思います。

そして、この高精度、高耐久、そしてこのオレンジのグリップ・・・

最高です。オレンジ大好きマンとしては、これにするべきだと思います・・・

だがしかし!フジ矢さんは大阪の会社さんなんです・・・

新潟県民として、こんなに周りにニッパーを作ってる会社があるのに、なんで大阪のフジ矢さんのニッパーを買うの?

という邪念が頭をよぎります。

新潟県民以外で、オレンジが大好きで、大阪府民はこれを買ってください。

(ここだけの話ですが、ホームセンターってニッパーとかペンチとか売っているじゃ無いですか、何でも大体種類あるけど、大体一つのメーカーだけなんですよね。そして新潟と言えば、コメリ!なんですが、うちの近くのコメリはニッパーとはフジ矢さんのしか売ってないんですよね〜こんなにニッパーメーカー新潟にあるのに何故フジ矢さんなんですかね。もちろん最高に良いニッパー何でしょうが。)

社長あいさつ↓

会社情報 | フジ矢

 

 

エンジニア マイクロニッパー 128㎜ NS-03
 

 続きまして、エンジニアのニッパーです。エンジニアといえばネジザウルスで有名なメーカーですが、普通に老舗です。

ネジザウルスみたいな画期的な商品も作れば普通の工具もきちんと作っている印象です。

社長あいさつ↓

社長メッセージ | プロフェッショナル用工具メーカーのエンジニア|株式会社エンジニア

 

ちょっと大きくなるけど今のネジザウルスみたいなグリップのニッパーもあった。

ゴムグリップはベタベタしてくるし、こっちの方が握りやすいかも。

 

 

 

 

ツノダ(Tusnoda) King TTC ニッパー 125mm MNK-125
 

 はい!次はツノダです〜新潟ですぅ〜買ってください。

もうね、正直ね、この辺のメーカーは悪いところなんてないです。

ちゃんと使えるし、耐久性もあります。(多分)

社長の言ってることに共感したら買ってください。

社長あいさつ↓

会社情報 株式会社ツノダ

 

 

 

 

 そして、ホーザンです。もう、何も言いません。ホーザン知らない電気工事士は居ないでしょう。

そのくらい日本で有名な工具メーカーです。

企業案内↓

企業情報 【HOZAN】 ホーザン株式会社

 

 

3.peaks かるいニッパ 125mm LN-125S

3.peaks かるいニッパ 125mm LN-125S

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 んで、とり2つは同じメーカーなので、最後と言っても良いと思います。

3.peaksです。はい、戻ってきて新潟のメーカーです。

(この前ビバホームを買収したアークランドサカモトホームセンタームサシ)によく置いてある会社のニッパーです)

この軽いニッパーは本当に軽いです。持ってみたことがあるんですが、分かる。軽い。

ずっと持って作業する人にはおすすめです。重いのは本当に疲れる。

 

3.peaks マイクロニッパ 125mm MP-125G-S

3.peaks マイクロニッパ 125mm MP-125G-S

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 そんで、同じ3.peaksの普通のニッパーです。刃が面になってるやつですね。

正直言いましょう、僕は今回これを買おうと思います。

理由はですね。同じ3.peaksで、トップカッターという製品があるんですよ。

 

3.peaks トップカッタ- 140mm TC-7Z

3.peaks トップカッタ- 140mm TC-7Z

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 これをね買ったの。何用かというとフレット抜き用に買いました。

なんでかというと天下のスチューマック(アメリカのギターリペアとかの道具を販売してる大きな?会社)でこんな物を見つけたの。

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StewMac Precision Fret Puller | stewmac.com

これが何かというとフレットを抜くための工具で、思いっきり3peaksって書いてあるの。

てことは上のトップカッターのOMEなわけで、輸入するより安く同じものが買えたので買ったわけ。

で、この切れ味にビビったの。

フレット抜くためにかったので、切れ味関係ないんだけど、

 

え?

 

ってくらい切れたの。怖かった。

んで、今回3peaksのニッパー買ってみたいな!と思ったわけです。

はい。買います。買わせていただきます

会社メッセージ↓

会社情報 | 株式会社スリーピークス技研

 

てなわけで、何本か自分のかなで選んでどれが良いか考えた結果3peaksのニッパーになりました。

この記事を書くのに悩みに悩んで1ヶ月くらいかかって書き終えました。

どのニッパーを紹介しようかな・・・どのニッパー買おうかな・・・どんな記事の構成にしようかな・・・

そもそもニッパーの記事ってなんだよ。とか考えてたら1ヶ月立ってました。いや、もっとか・・・

 

ニッパーとか、ペンチとか鉄製の工具はお手入れも重要ですよね。

ニパ子を愛する皆さんは

 これを買ってください。

 

 

ニパ子?はい?って人は

 これでいいと思います。

 

数百円のニッパーで十分じゃんなんて言う人はこの記事見てないと思いますが、

刃物系の工具は浪漫だけじゃないんです。手に持った瞬間に伝わる何かがあるんです。

あ、こいつ切れる。って刃物系の工具は感じます。いや、まじで。

持ってもわからなかったら刃の部分を刃返りを確認する様に触ってみてください。

伝わると思います。仕事で使うなら、絶対が必要になるんです。

今回紹介したのは絶対を持ってる工具だと思います。

弦切る用のニッパーのサイズじゃないから皆買わないと思いますが、各種大きさ各メーカーあるので、弦切る様に一本買ってみてください。僕の思いが伝わるはずです。

 

 

余談

ニパ子好きなんですが、究極ゴットハンドニッパーはプラモ用しか無いんですよね。

普通のニッパーも作ってほしいなぁ…

ゴッドハンド公式ウェブサイト |

Project NIPAKO ニパ子ちゃんオフィシャルWEBサイト

 

 

 

 

 

 

 

ペリペリ剥がれるレリック塗装(マルチレイヤー)

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先日失敗した(思ってたんと違うかんじになった)マルチレイヤーレリックですが、

それなりに上手く行きました。

塗装の剥がしたい層で塗装をはがせるようになったので報告をしたいと思います。

 

 

まず、根本的に何をしたのか。

 

恥を忍んで先生にアドバイスを頂きました。それはもう業界では超有名、知らない人居ないくらいの方に恐れ多くも電話してアドバイスを貰いました(爆)

 

先生談、

缶スプレーのラッカーって剥がれやすいよね。

なんでだと思う?

シリコンが入っているからだと思うんだ。

 

ということでした。

 シリコン

シリコンということ、自作のシリコンラッカーを調合してみることにしました。

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 このシリコンコーティング剤は金属を保護する透明な塗料みたいなものです。

手元にこれがあったので、これとラッカーを調合して吹いて、その上からラッカーを吹いてみました。

 

 

 

うまくいきませんでした。

 

混合比もあると思うのですが、上に吹いたラッカーが弾かれてしまいキレイに塗れませんでした。

また、この剤のみを吹き上にラッカーを吹いたときの剥がれ方がこちらです。

 

剥がれ過ぎです(汗

 

というわけでうまくいきませんでした。

 

次に実験したのが、

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シリコーンオイル KF-96-50cs 1kg

シリコーンオイル KF-96-50cs 1kg

  • メディア: Tools & Hardware
 

さっきと同じ缶ですが、中身が違います。こっちはシリコンスプレーの中身みたいなものです。

最近は車のボディにぬるとキレイになるとかで流行ってますね。

 

実験中の動画

 

ようはシリコンオイルです。

ただ、この子を吹いて濡れた上からラッカーを吹いてみたのですが失敗しました。

流石に脱脂不足もいいとこです。

 

でこの子をラッカーと混合し高濃度シリコンラッカーを作ろうと考えました。

 

ラッカー塗料をカップにいれて、この子を入れて、ラッカーシンナーを入れて・・・・

 

スライムができました。

 

 

 

 

スライムができました・・・・

 

 

だめだ、液体にならない!

 

ここで、ふと思う。

 

ラッカーシンナー以外ならいいんじゃね?

 

ペイント薄め液だとラッカーは溶けないから、ラッカーが溶け、シリコンが固まらない希釈剤・・・

 

 

 

 

 

 

 

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GSIクレオス Mr.レベリングうすめ液 特大 400ml T108
 

色々と試した結果、ミスターカラーのレベリング薄め液で液状にすることができました。

ただ、ちょっとずつ薄めるイメージで混ぜて下さい。一気に入れるとラッカー塗料の元から入ってるシンナーに反応してシリコンが固まります。

 

比率はクリアラッカー7.5:シリコン2.5くらいです。それに粘度がいい感じになるくらいレベリングうすめ液を入れて下さい。

 

そして調合した塗料を剥がしたい層の上に吹きます。

今回で言えはサンバーストの上のクリアラッカーの上。

 

吹くとどうでしょう、シリコンが垂れます。

ビビってはいけません、全体にラッカーが付着するのを確認しながら(シリコンを垂らしならな)吹き続けます。

 

一日置きます。

 

シリコンは乾燥せず、ラッカーのみ固まっている状態になると思います。

 

そしてここからが時間のかかる工程ですが、カラーを乗せます。

 

それもパー吹き(ほんの少し色を乗せる程度)で塗り重ねていきます。

パー吹きしたら30分放置を繰り返して色を乗せていきます。

非常に面倒です。しかし一気にラッカーを乗せるとシリコンで弾かれてしまいます。(スーパー脱脂不足な感じ)

根気よくラッカーを乗せていきます。

そしていい感じに色をのせ終わったら1週間放置します。

 

放置後脱脂をします。

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 僕はプレソルを使いました。プレソルは少しラッカーを犯すけど少しなら大丈夫です。

 

合計3回くらい脱脂します。ここでの脱脂は重要です。

 

脱脂が終わったらクリアを乗せていきます。

僕が普段使っているクリアは硬すぎてレリックには使えなさそうでしたので、

 

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 を使いました。1本と少しくらいでボディ1つくらい吹けそうです。

 

恐らく、このクリアもカラーに弾かれながらぬることになると思います。

パー吹きを繰り返して塗っていきます。

1枚シリコンが入っていないラッカーの膜ができると厚く塗り重ねることができるので慎重にですが塗り重ねます。

1週間放置します。

 

 

そして、恐らくですが、塗面は荒れていると思います。

それを厚く塗ったラッカーを削って面を出していきます。

サンディングペーパー#400〜2000で仕上げます。

塗り方が薄かったりするとサンディングでカラーごと剥がしてしまうので注意です。

レリックですので多少でしたら挽回できます。

そしてコンパウンドで仕上げて鏡面にします。

 

で、レリックです。恐らくペロペロとは剥がれず、ブチブチという感じで剥がれると思います。

任意の層で剥がすことができましたら成功です。

 

以上になります。

 

 

これが正しい方法なのかと言うと正しくは無いと思います。

でも間違いではないとも思います。

正しい方法を教えて欲しいくらいですが・・・

 

こんな感じのレリックで!と頂いた写真はカスタムショップのレリックでした。

じゃあカスタムショップがこれと同じ方法でやっているかと言われれば絶対やって無いと思います。

どうやっているのか、知りたいですね・・・

 

この方法のデメリットはサンバーストの上に調合したシリコンラッカーを吹くわけですからその層ではがすとサンバーストの光沢が出にくいことだと思います。

コンパウンドで磨いてもいいのですが、レリックの問題で塗装の間がいい感じにならないので、あまり磨くのはおすすめしません。

 

というわけで以上が研究結果と報告になります。

アドバイス、ご意見を頂いた皆様大変ありがとうございました。

塗装の剥がれ具合は動画でぜひ御覧ください。(集中してたので少なめですが)


Fender Custom Shop ストラトキャスターリフィニッシュ&レリック マルチレイヤー/Stratocaster Refinish & Relic Multilayer Sunburst

マルチレイヤー失敗。

失敗しました。と簡単に書いても面白くないので、なぜやり直すことになったか、思ったことを書きます。

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今回の塗装はマルチレイヤーのご依頼でした。

その中でも中の塗装と上の塗装がポロポロ剥がれるような塗装をご希望いただきました。

吹き付ける順番は、プライマー▶クリアラッカー(サンディングシーラー)▶サンバースト黄色▶サンバースト赤▶サンバースト黒▶クリアラッカー▶グリーン(上のカラー)▶クリアラッカー(トップ)でした。

 

剥がしたかった場所はサンバーストの上のクリアでグリーンを剥がしたかった。

しかし、現実はそう上手く行かないもので、ポロポロと剥がれたのはサンバースト赤とサンバースト黒の間でした。

 

はて?

 

なぜ?

 

サンバースト赤(サ赤)とサンバースト黒(サ黒)の間で剥がれるのは予想外でした。

ボディ全体で剥がれたわけではなく、サイド面などの部分が良くはがれました。

考えられる要因としては、サンバーストを一度やり直したのですが、その際にサイドの黒は剥がさなかった。その要因で細かいサ赤がサイドに付着してサ黒の密着力を下げた。

もう一つは、サ赤とサ黒はラッカーなんですがメーカーが違います。そして、これは曖昧なのですが、途中でラッカーシンナーが無くなって普段と違うクリアラッカー専用のシンナーを使ったんです。

サ赤もサ黒も上手く溶けたのですが、何か要因が合ったのかもしれません。

 

今のところは後者の要因が大きいかなと思っているです。

 

で、どうすんのよ。

 

上手く行かないことにクリアラッカーにはどちらのカラーも良く密着しちゃっています。

生放送では上手いことナイフでサンバーストクリアの上のグリーンを上手くこそいで、剥がしていました。が、まあ、ナイフで剥がしましたね。みたいな見た目になりました。ある程度には仕上がったのですが、ある程度ではいけない。

 

塗装のやり直しを決断して、許可をもらいました。

 

同じように吹いても同じようになるだけです。

そこで、本物のマルチレイヤーはどうなっているかわかりませんが、サンバースト後のクリアの後密着しない何かを吹けばキレイに剥がれるのでは?と考えました。

ラッカーを溶かさず密着しないように何かを・・・

 

何を?

 

エントリー1,シェラック

アルコールで溶かしたシェラックを中クリアと緑の間に吹いて剥がれやすくする。

そうすることで、サンバーストとグリーンを剥がれやすくする。

 

エントリー2,ケープ

生放送中にどなたかが教えてくれたケープ。プラモではよく使われるらしい。

そうすることで(以下略

 

エントリー3,水性アクリル

45さんがアティチュードに塗ってて剥がしやすそうだったから。

しかし、水性アクリルの上にラッカーを吹くのは・・・禁忌なので、やりたくないが、うーん。剥がすには良いけどほかがどうなるか分からない。

 

以上。

 

そして、あれだ、トップのクリア塗りすぎかもしれない。

自分の塗装を初めて剥がしたけど今回は調子乗って厚塗りしすぎたかもれない。

でも厚く塗らないとウェザークラック入らないし・・・うーむ。

今回は厚塗りだとキレイにハゲなさそうだし、ちょっと薄めに吹いてみるかな。

 

最後に。

お客様のギターで失敗とか書くのはいかがなものかとも思うのですが、私は今お客さんのお金で修行をさせて頂いているとも思っております。

お金をもらっているのに失敗するな!というご意見はごもっともでございます。

ごもっともすぎて笑えます。

私は作業は下手くそです。でも上手くなりたいです。でも修行にいけません。働けません。それでも上手くなりたいです。自分の思う良いものを作りたいです。お金も欲しいです。今生きるためのお金はかかっていません。今だけです。その中で私の経験をシェアして、みんながもっと良いものを作れるようになると嬉しいです。

それとレリックは難しいですが、楽しいです。もっと積極的にやってみたいと思いました。マルチレイヤーでもペイズリーとか他の柄ものもやってみたいと思っております。

せっかくやり直しの許可を頂いたので、今の塗装に上記のものを吹いてみて実験してみます。これまた、お客様のギターで実験するな・・・って話なのですが。

すみません。お客様のための実験なので勘弁してください・・・

 

雰囲気でやったら上手く行かなかったマルチレイヤーですが、成功するまでやるので、何を塗ればいい感じになるか共有できればと思います。

そして優しい先生方・・・アドバイスぅくださぃ・・・

 

よろしくどうぞ。

電動ドライバー何使ってる?僕はマキタペンドライバドリルDF012DSH

ネジ締めって大切じゃないですか、

 

もっというとギターとか傷をつけたくないものの近くにネジが有るネジ締め、緩めってものすんごく大変なんです。

ちょっとカムアウトするとボディに傷が・・・

常に緊張の中ネジ、締めてます。

 

その中でもすべてのネジを手で締めるととんでもない時間がかかります。

ですので使うのは電動ドライバーなんですが、ギター調整用の電動ドライバーなんてものは無いわけで・・・

また、使い方も人それぞれ、僕には使いやすくてもあなたには使いにくいなんてものあるかもしれません。

それでも電ドラ選びにお役に・・・たてるかな?

メーカーさん精密な電ドラ作ってくれませんか・・・ってお願いの記事でもあります。

 

そんな中でどんな電ドラを使ってきたのかつらつらと書いていきます。

 

 

最初にギターを分解、組み込みをするのに使っていたドライバーはボッシュの初代IXO

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この子は小学生の時にどうしても欲しくなって父に買ってもらった電動ドライバーです。

初期の動画にも登場していると思います。

で、この子の何が辛いかというと、まず壊れた。

ビットが固定できなくて、市販のチャックを接着剤で固定しちゃった。

そして軸がブレブレ、精密さなんかあったもんじゃない。

クラッチもない。

そして一番の問題が・・・バッテリーが交換できない!

これは辛い、作業中にバッテリー切れたら本体ごと充電器に置いて充電・・・

 

やってられない!

 

ということで現役引退となりました。

 

でも思い出がいっぱい詰まっているので捨てられない。そんな工具の一つ。

 

 

そして次に買ったのが、トラスコ中山 TED-180L

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この子は工場とかで、精密な組立作業を行うための電動ドライバー(有線)

精密に規定トルクに達するとピタ!っと止まるすごいやつ。

ギターを組み立てる時に家で作業しているわけだからバッテリーじゃなくても別にいいやと思い立ちじゃあ工場とかで使う電動ドライバーとかいいんじゃね?

となりメルカリで中古を購入。

 

そして使ってみると。

 

回転早ェ・・・

 

コンセントのコードつながってると使いにくい・・・

 

ツールバランサー使うと取り回しがよろしくない・・・

 

とあいなりました。考えればわかることですね。

 

この子が悪いわけじゃない。あっしの見立てがわるすぎる。

確かに正確なネジ締めができるし、軸のブレとか皆無で上からのネジ締めは素晴らしい感じでした。もちろん緩めも。

 

それでもちょっと使い続けて見たんですが、やはりいまいち・・・

 

ギターとかベースって横向きのネジあるじゃないですが、ネックとか。

超絶使いにくい。

だめぁとなりました。

 

で、

 

もう失敗は出来ないわけです。(財布の事情)

ここはもう挑戦ではなく、大先輩方のものを参考にしよう。(真似しよう)

有無を言わず、みんなが使ってる物を買おう。

 

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買いました。マキタペンドライバドリルDF012DSH

尊敬する業界の方々、何使ってるのかなと探し回り出てきたのがこれ。

ペン・ドリル・ドライバー

 

みんな使ってる。マジ

探しただけでも4人

 

そんなに良いのかと、そこまでなのか、ほんとに良いのか。

 

 

 

 

いいわぁ・・・

 

 

 

いいぞこれ、なんだこれ、すごい。

あんなに苦労してたネックはずさないと行けないロッド調整が苦じゃない

ペグのワインダーつけて弦張るのも使いやすいし、バッテリーも交換式。

 

やっぱりこれだったか・・・

 

となりましたとさ。

 

とは言え、別にギター様に作られたものじゃないし、気に入らない点もあるわけで。

気に入らない点

最低トルクが強い。

ギターの木ネジってものすごい低トルクで止まってるんですね。クラッチのトルクを最低にしてもちょっとトルクが強い。

もう2段階くらい弱く設定できれば嬉しいかも。

でもこれは気をつけてれば大丈夫。

 

オーバースペックすぎる。

12ニュートンですって。ギター用と考えたらオーバースペック、半分以下でもいいくらい。

ただ、これはしょうがないですね、トルクが強いほうが性能が良いとされているわけですから仕方がない。

 

速度が2段階しか調節出来ない。

ペンドライバーには二種類あって(正確には3種類)インパクトドライバータイプは無段階で速度調節できるのにドリルドライバーの方は出来ない。

なにか事情があるんでしょうがこっちにも無段階の調節がほしい。

 

こんなもんです。

 

 

 

夢の電動ドライバーを言えば、このドリルドライバーに軸ブレしないように小さめのチャックで、トルクは半分でいいのでもっと軽く、小さいものがほしい。

精密系の業界で需要あると思うんだけどな〜・・・ないのかな・・・

 

 

 

 

使ってみたい電ドラ

 

 これもお一人大先輩が使ってらした。

充電式じゃなかったらこっちを買ってたかも。

電ドラって基本充電しながら使えないんですよね。ひげそりみたいに。

絶対充電しながら使えたら便利なのに。

 

 

 ボッシュの新製品?この前ホームセンターに売ってた。

プッシュ式だからペグのワインドには使えないかな?

使ってみたいは使ってみたい。

 

 

 おい!ベッセルの電ドラボール在庫復活してんぞ!

仕事で使わないならこれを買う。多分すごい良いと思う。

ただ、スイッチがちょっと操作しにくかった・・・かな?ちょっと触った感じ。

 

 

 

はい、つらつらと書きました。

 

マキタのペンドリルドライバー、トルク強いとか書きましたけど、僕はギターだけじゃなくて、色々な物を作ったり、機材を自作したりするんで、これくらいのトルクがあったほうが良いです。

という訳で非の打ち所は無段変速が無いくらい?でも慣れなんで多分大丈夫。

6.35六角軸につけるチャックも買ったので、

これから活躍してくれそうです。

 

また、例によってアフィなので、よろしくおねがいします。

金がほしい!金をもらったらどうするの?

 

工具を買うのさ。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

機材紹介2フレット溝編

 フレットを指板に固定するために指板に溝を作ります。

大きい工場とかですとスケールに合わせた丸いノコギリでだーっと溝を切るのですが

家系ルシアー(リペアマン)さんちにはそんなものはございません。

ではどうするか、ノコギリです。フレットの溝をノコギリで作る人がほとんどです。

ただ、ノコギリで切る場合目検でフレットの位置に線を書きその上に溝を彫ります。

完璧な位置で溝を彫るのは難しいですし、完璧は無理です。

最近はCNCで指板を作る際に細いエンドミルでフレット溝を掘ることもあるそうです。

CNC様様ですね。あぁ欲しい。

 

そんなこんなで使っているフレットノコギリです。

スチューマックのフレットソーは日本製でアメリカから買うのはチョット気が引けたので、HOSCOのフレットソーを使っています。

フレットソー

幅は0.50mm厚の物を主に使っています。

フレット溝を掃除したり、溝を深くするときに主に使っています。

切れ味もよくサウンドハウスだと安い。

おすすめです。 

ホスコ フレットスロットクリーニングソー

こっちもHOSCOのフレット溝用のノコギリ。

ノコギリと言ってもフレット溝掃除専用、上記のフレットソーだとバインディングの付いたギターだと使えませんが、

このソーだと使えます。

右と左で刃の向きが逆になっていてネックをひっくり返さなくても作業できる親切設計

バインディングがある場合はこっちを使っています。

 

 

オルファ(OLFA) PカッターS型 204B

オルファ(OLFA) PカッターS型 204B

 

 オルファ アクリルカッター

でですね・・・フレットノコギリだけでは僕はフレット溝の掃除は完璧には難しいと思っています。

僕が使っているのとは違うアクリルカッターなんですが、物はほぼ一緒。

アクリルカッターでフレット溝を掃除するのは有名な方法なんですが、

買った状態だと少し刃が厚いんです。

なので、僕は普通のアクリルカッターの刃をサンダーで削って薄くして使っています。

簡単な加工ですが、サンダーがないと厳しい加工かもしれません。

でもその使い心地はとてもよろしいです。

削らないで無理やり入れて掃除するとフレット溝が広がりますし、指板がめくれ上がったりするのでおすすめしません。

 

 

コニシ ボンド アロンアルフア プロ用No.1 20g #30145

コニシ ボンド アロンアルフア プロ用No.1 20g #30145

 
ボンド アロンアルフア プロ用No.3 20g #32045

ボンド アロンアルフア プロ用No.3 20g #32045

 

 アロンアルファ瞬間接着剤プロ用

瞬着はだいじだいじ。

瞬着を使わない様に作業しなければならないが、そうも言ってられない状況もあるし、使ったほうが良い場面もあります。

そこで、コスパの良い瞬間接着剤。

普通に売っている瞬着5グラムくらいのはコスパが悪すぎる。

DIYとかしててドバっと使いたい場面なんかもありますし大容量がおすすめ。

ほんとはアルテコのプロ用のほうが蓋の構造が良くて気に入ってたんだけど廃盤になったみたい。

 

ポッカサッポロ アロマックス(コーヒー) プレミアムゴールド 170ml×30本

ポッカサッポロ アロマックス(コーヒー) プレミアムゴールド 170ml×30本

 

ポッカサッポロ アロマックス 

ここでコーヒーです。

フレット溝にコーヒーを使います。(使いません)

瞬着の紹介をしたので、それの保管方法でおすすめの方法をお伝えします。

僕もTwitterで感動した方法ですが、このアロマックスの缶瞬間接着剤の保管に完璧です。

瞬間接着剤というのはすぐにだめになります。水分であったり光であったり、

しかし!この缶を使えば湿気、光という状況をすべて排除できます。(中に乾燥剤入れる)

そう、別にアロマックスである必要はないのです。この前なんじゃ村でこの缶の別の商品も見ました。見つけたら確保して置くのをおすすめします。

瞬着は高価です。大切に保管しましょう。

 

 

フレット溝の調整、お手入れというのはとてもむずかしいものです。

僕も正直上手いとは言えません。毎回フレットを抜くときはドキドキしながら作業しています。取り返しの使いないことになってしまうのではないか、と不安がよぎります。

そのくらい大切な作業ですし、重要な部分です。

ご自分で行う際は気合を入れて、根性だして、勉強して丁寧に行いましょう。

取り返しがつかなくなったらコメントください。もしくはプロにお助けを求めましょう。

最初から完璧なものにするのは絶対に無理です。完璧を知らないから。

 

今使っている機材

 今使っている機材をだ〜っと書いていきたいと思います。

Amazonアフリエイトだから・・・あの・・・よろしくお願いいたします♪

画像をクリックするとAmazonに飛びますよ。

 

BOSCH(ボッシュ) パワートリマー PMR500

BOSCHパワートリマー

僕の作るベースは彫り込みのホローボディが多いです。

本当であればルーターを使うほうがパワーがあっていいのですが、この子を使っていていたらルーターを買うタイミングを逸しています。

そのくらいパワーがあって使いやすい。

ですが危険な工具で有ることは間違いないです。未熟なときにこの子で親指をさんまいおろしにしかけました。

注意して使えば必ずあなたの想像するものを作ってくれる道具です。

 

 

リョービ(RYOBI) ベルトディスクサンダ BDS-1010

 RYOBIベルトサンダー

ベルトサンダーはギター製作でも使いますがこの小型のものはナット制作によく使います。

90°が出るよに調整して、ナットの厚さ、幅などを調整するために使います。

板にサンドペーパー貼り付けて厚さ調整とかもできるけど、果てしない作業の旅になるので、この子があると旅が工程になるのでリペアマンさんになるにはこの子がとても大切。

もっと大きいベルトサンダーもあるけどこの子でも大体なんとかなる。

 

 

TONEパワーグリップドライバー

 良いドライバーは必ずあなたを救ってくれます。

皆さんいいドライバーを使いましょう。特に塗装の近くにネジがあるギターをいじる

こだわりがある人は・・・

僕は人のギターをいじっています。作業中に傷を付けるというのはあってはいけません

(無かったとは言えないが…)

特に作業後にネジを締めるとき集中力は切れ気味です。ドライバーがネジを外してボディを叩きつけるなんてこともあるかもしれません。

でもあってはならないのです。

ほんの少しでもネジを保持してくれる、僕を助けてくれるそんなドライバーです。

 

ベッセル(VESSEL) マイクロ ドライバー 精密 ネジ用 +0×100 9900

ベッセル(VESSEL) マイクロ ドライバー 精密 ネジ用 +0×100 9900

 

ベッセル精密ドライバー

 ドライバーつながりで精密ドライバー、-3×100 9900 を使っています。

Fenderタイプの弦高調節のイモネジ、Gibsonあたりのピックアップ高さ調節ネジ、

マイナスの精密を使う機会はかなりあります。

100円ショップの安い精密ドライバー使ってませんか?

Amazonとかのいっぱい入った安い精密ドライバー使ってませんか?

絶対にやめたほうがいいですよ。

ベッセルの精密ドライバー、おすすめです。

 

 

ベッセル(VESSEL) 精密ヘックスドライバー TD-53  H1.5

ベッセル(VESSEL) 精密ヘックスドライバー TD-53 H1.5

 
ベッセル(VESSEL) 精密ヘックスドライバー TD-53 H1.27

ベッセル(VESSEL) 精密ヘックスドライバー TD-53 H1.27

 

 

更にベッセル。サドルの弦高調節はほとんどが1.5の六角とインチサイズの1.27ミリの六角レンチで行っている人が多いと思いますが、この2つまるでギター用に作ってくれたかというくらい使いやすくサイズも完璧。

また、安い六角レンチはネジも舐めるし、折れることもあるのでいいものを買いましょう。こいつらは強いっす。

 

ホーザン(HOZAN) ボックスレンチセット ボックスは貫通しているので長いボルトにも対応 全長が短く狭い場所にも対応  W-27

HOZANボックスレンチ

ポットのナット、ジャックナット、ペグナットを回すために使います。

普通のソケットレンチだとポットのシャフトが邪魔をして、使えないこともあるので注意です。

舐める危険もありますが、インチのCTSポットも回せないこともない…けどインチの

もので回しましょう。

 

 

シンワ測定 直尺 シルバー (反射抑制加工) 15cm JIS1級 13005

シンワスケール

スケール大切絶対。

新潟県民なので安心と信頼のシンワのスケールを愛用しています。

メモリが細くて精密にケガキができるのでとてもよろしい。

ピックアップスケールもあるけど、ギター関係で使うなら普通の真っ直ぐなもののほうがいいかな。

シンワ測定 直尺 ステン 60cm JIS1級 赤数字入 14036

シンワ測定 直尺 ステン 60cm JIS1級 赤数字入 14036

 

 こっちは60センチスケール、ネックの反りを見るのに使います。

 

 

 

シンワ測定 ミニスコヤ 真ちゅう台付き 4.5cm 62020

シンワ測定 ミニスコヤ 真ちゅう台付き 4.5cm 62020

 

シンワミニスコヤ

これはスコヤって道具、モノの直角を見るために使ったり面に対して直角を見るために使います。

このスコヤのいいところはものすんごく小さいこと。

普通のスコヤだと15センチくらいのサイズなんですがこれは4.5センチ。

なんに使うかというとナットを作るときに使います。

ナットの直角を見るために使ったり、弦の通る溝の線を書くために使います。

多きスコヤだと、ナットを作ることはできないっす。

もっと言うとこれがないと僕はナットが作れない。そのくらい大切。

 

 ナット関連が来たので次フレット。

フレット交換をするときフレットのタングを処理します。その時フレットを保持しているバイス

あれはホームセンターで買ったので、もしかするとこれとは違うかもしれないけど、形は一緒。トラスコだし、多分一緒だと思う。

フレットに限らず、何か物を保持することは重要。

 

 

 保持したら削りましょう。フレットのタングを処理するためのヤスリ。

昔やすりなんて削れればいいとか思ってたけど、これは使うと分る。

ステンレスがさ〜さ〜と削れて粉になる。切削物がこびりつかない。

先生が使っているのを見て盗んだんですがすごいこれ。もうほかのヤスリ使えなくなったってくらい。

 

 

壷竹 ニコルソン 万能ヤスリ 150mm 平 BNCHI150

壷竹 ニコルソン 万能ヤスリ 150mm 平 BNCHI150

 

 そしてこれが最近?噂のマジカット。

ステンレスがプラスチックの様に!・・・とまでは行かないがすごい削れる。

他のヤスリだとステンレスは、削るというより剃ってる感じなんですが、これは

切ってるイメージでステンレスが削れる。おすすめ。

フレットの端を削るのに使ってます。

 

 で、さっき紹介したブライト900の精密タイプの平をフレットの端を丸めるのに使っています。

こちらも目詰まりしない、すごい。

 

 

 フレットすり合わせのために当板に貼って使っているのが主にこれ。

普通のサンドペーパーに両面テープがついてる感じ。

タックロールGIGも使ってるけどこっちのほうがいいかな。

 

 

 3Mスポンジ研磨剤

これがあるとフレット磨き簡単。

ペーパーは山を作るために使って、#320からは傷を消すためにスポンジ研磨剤を使います。

ペーパーに比べるとかなり高いけど、コスパは同じくらいだと思う。

 

 

ピカール金属磨 300g

ピカール金属磨 300g

 

 ピカール金属磨

やっぱりピカール、仏壇磨きだけではないのですよ!

これとスポンジ研磨剤3種類だけでフレットは鏡になります。

クリーントーンの美しさを覚えちゃったらもう・・・

ピカールだけだと綺麗にならないこともあるよ。

 

 

 3Mマスキングテープ

とにもかくにも、指板をマスキングしないことにはフレットは磨けません。

マスキングテープは3Mが僕は使いやすい。

ヨーロッパの方から君の指板に貼っているテープはどこのテープだ?

ってコメントが来たことがあって、教えてあげた事があるくらい重要なテープ。

海外の人が使ってるところを見たことがないからもしかして日本だけなのかな?

3Mのホームページに和紙をどうのこうの書いてあったからもしかしたら。

幅はギターのフレットの場合6、9、20ミリがあると大体なんとかなる。普通のギターは

ベースは6ミリいらない。

マスキングテープにもいっぱい種類があって、このタイプのマスキングテープがギター関係には一番使いやすい。今の所。

 

 

 コバックスファインカットペーパー、

みんな大好き紙やすり。紙やすりと言えど、各メーカーの違い、メカーの中にも紙の厚さの違い、耐水ペーパーなのか、空研ぎペーパーなのか・・・

紙やすりにもいっぱいメーカーがあって種類もいっぱいある。是非覚えてちょうだい。

そしてこれはコバックスの空研ぎペーパー、紙薄め。

この業界だとコバックス使いの職人さんが多いです。(E○Pで使ってるから)

そして僕も#180以外はコバックスのファインカットを使っています。

普通のホームセンターだと#600を置いていないことが多いです。

でもネットだとまとめ買いで100枚とかで5000円くらい。

でも大概のホームセンターだと注文すると仕入れてくれるので、そんなにいらねーよって人はお店の人に聞いてみるといいですよ。

僕の使ってる番手は#80、180、240、400、600を主に使っています。(空研ぎだと)

 

 

 3M空研ぎサンディングシート

そして#180番はこっちを使っています。

なぜかって?   なんとなくさ。

嘘ですファインカットはかなり薄いサンディングペーパーなんです。

こっちのサンディングペーパーは集めの紙なんですね。なんで丈夫さも欲しい#180はこっちを使っています。

まあ、木工であれば必ず空研ぎを選べばほぼ一緒と思っていただいてもいいと思います。

色々種類を変えているのはこだわりから来るものなので、気にしないでください。

いろんなペーパーを使ってみることはいいことですので、ぜひ皆さんもいろんな紙やすり、使ってみてください。

 

 

 ナチ 鉄鋼ドリルセット

ど、ど、ドリル。ど、ど、ど、どリル。

みんな大好きドリルです。これは鉄鋼用、ですが木工にも使えます。

ただ、木工に使う場合は正確な穴あけはできないと考えてください。

そして、木工用ドリルできちんとしたドリルの3ミリ以下はこの日本に存在しません。

 

存在しません(探せません・・・)

 

ではどうするか、この鉄工用ドリルを木に正確な穴あけができる様に改造するんですね。

三叉ドリルってやつです。

3ミリ以上であれば次に書くドリルに存在するんですが、とても高価なので

6.5ミリまではこのドリルセットのドリルを改造して木工用ドリルを作ってます。

そのうちその作り方も動画で紹介したいですね。下手くそですけど。

 

 

スターエム 5B-080 先三角ショートビット 8mm

スターエム 5B-080 先三角ショートビット 8mm

 

 スターエム ショートビット先三角

そんで、出ました先三角ショートビット

ボール盤でサキッチョがネジみたいになっているドリル使っちゃだめですよ。

さきっちょがとんがっているドリルを使いましょう。

木工で大きい穴あけは主にこれを使っています。

ボール盤でも安心して穴あけできるので、ありがたい。

 

 

 バクマソー

ノコギリです。この子を使っていて今の所困ったことは無いです。

下手くそに扱っても耐えてくれる。

ネック材とか縦にきるから心が折れそうになるし、ラフなつかいたかにどうしてもなってくるけど、この子は耐えてくれる。信頼しているノコギリ。

 

 

レザーソー 薄刃 180mm No.290

レザーソー 薄刃 180mm No.290

 

レーザーソー

ほんとにレーザー、カッターナイフの半分くらいの厚さの刃。(目測)

正確にスーっと切れていく。慎重に、気合を入れて、力を抜き、正確に切るとそのまま真っすぐ切れます。

たまに曲がる、なぜか?使うものが下手くそだから。(もしくは鋸が曲がってる)

 

 

シントー 鋸ヤスリ L

シントー 鋸ヤスリ L

 

 鋸ヤスリ

木工ヤスリです。これがないとネックグリップ作れない。

普通の木工ヤスリとは違う、削れる量がぜんぜん。

どこでも売ってるけどすばらいいヤスリ。

 

 

つらつらといっぱい書きましたが、取り敢えずこんなとこ。

新しく買う工具もあるし、書いていない工具もいっぱいある。

今後も書いて行ければいいな。よろしくどうぞ。